5月9日(月)に訪れた別子銅山 東平(とうなる)地区の写真の続きです。
- 2011,05,10 「別子銅山 東平地区 1」
- 2011,05,11 「別子銅山 東平地区 2」
鉱山車輌・運搬器展示場
このトンネルが「小マンプ」と呼ばれている場所なのかもしれません。とすると、上にはプールがあったハズですが・・・。
- 2010,05,04 「別子銅山記念館の展示車両」
2t蓄電車
鉱車や人車の牽引役として使われていたそうです。「蓄電車」というよりは、「蓄電式(バッテリー式)機関車」といったほうがわかりやすいかも。
他に4t・6tの機関車もあったようです。
運転席です。進行方向に対して、どちらかというと横向きに座る感じで運転していたのでしょうか。
照明の関係で上の写真とは色が異なっていますが、同じ車輌です。
かご電車
「電車」となっていますが、動力を持たない客車です。鉱山関係者以外の人も無料で乗ることができたようです。
ベンチ状の椅子(2人掛け?)が中央出入り口の左右に2つずつあります。
- 1938年~1973年
- 東平坑口~日浦坑口
- 約4,000m
坑木運搬台車
坑内で使用される材木をはじめとして、いろいろなものが運搬されたようです。運搬資材に合わせて製造・改造されたいくつかのバージョンが存在していたとか。
三角鉱車
鉱石運搬用としては古いタイプの鉱車なのだそうです。
前後のロックを外すことで、手動でバケットを左右に傾けることが可能です。
600Bローダー
鉱石をすくって鉱車に積み込みをするための作業車輌です。自走は出来ないので、後ろに機関車が連結されたのでしょう。
バケット部を動かす動力としては、圧縮空気が用いられたそうです。各種の作業用に圧縮空気用の管が坑道内に張り巡られていたのかもしれません。
車輌後部です。バケット部を上下させるためのチェーンが見えています。
充電車
「蓄電車」(バッテリー式機関車)の充電用に用意された車輌のようです。
キブル
立坑で使われた運搬器で、ズリ(破砕された岩石)を運び出すためのもののようです。
立坑の大きさに合わせて、0.7立方メートルのものと1.4立方メートルの容量のものが使い分けられていたそうです。
索道バケット
東平~端出場に設けられた索道で使われた運搬器で、鉱石の他に生活物資などの運搬にも使われたそうです。
- 2011,05,10 「索道基地跡」
- 2011,05,13 「別子銅山 東平地区 4」