黒澤明監督の映画『夢』の第八話「水車のある村」のロケ地となった場所です。大王わさび農場に来るたびに、写真を撮っているような気がしますが・・・。
中央上部に白く見えているのは常念岳です。
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白馬から国道406号線に入ってしばらく進んだところです。有名な場所で、大勢の人が来ていました。
ここに来るのは数年ぶりのことなのですが、遊歩道や展望台など整備が進んでいるようです。
アルプス大橋の完成から早いもので2年近くになるんですね〜。あづみ野やまびこ自転車道で、ここまで来てみました。
ここから2kmほど上流で梓川と奈良井川が合流し、犀川となります。
先日、四国カルストを訪れた際は高速道路を利用しましたが、今回は国道32号線をひたすら南下しました。道の駅 大歩危(徳島県三好市、旧 ラピス大歩危)から見た下流方向の眺めです。吉野川の景勝地"大歩危"です。
奥のほうに鯉のぼりが見えています。
対岸をJR四国土讃線が通っています。子どもの頃に何度か列車で高知県に行ったことがありますが、車窓からの眺めに興奮した覚えがあります。休憩中に列車が通過していきましたが、よくもこんなところに線路を通したものだと感心してしまいました。
そういえば、駐車場には東京のナンバーを付けたバイクが数台停まっていました。
龍河洞へ続く道の両側にはお土産物屋が並んでいます。天気も良いのに、どういうわけかほとんど観光客の姿を見かけませんでした。あるお店では店主らしい人がトランペットの練習をしていました。
土佐刃物を扱っているお店がたくさんあって、いろいろなタイプの手裏剣が並んでいたのですが、いくつか買っておけば良かったかもしれません。
ここを登った先に券売所(大人:1,000円)と龍河洞入口があります。この石段の右側にはちゃんとエスカレーターも設置されています。
フラッシュを使うのも悔しいのでそのまま撮りましたが、案の定ブレています。
龍河洞は国指定の史蹟天然記念物。ここに来るのは子どもの時以来です。洞内の歩道がよく整備されていて驚きました。所々で待機しているガイドさんついてはどうでしょうね〜? 落ち着いて見物できないような気がします。希望者だけに同伴して案内するというほうが良いように思いましたけれども。
出口近くに弥生人の生活跡があって、そこに「神の壺」と呼ばれる鍾乳石と一体化しつつある壺があるわけですが、記憶にあるよりも遠くにあって、しかも小さく感じられました。でも、これは一見の価値がありますよね〜。
龍河洞博物館です。龍河洞入場者は無料で見学できます。洞内に生息している動物の標本があったりして、なかなか楽しめました。
駐車場に戻ってきて時間を確認すると、ちょうど1時間かかっていました。他にほとんど見学者がいなかったのでこの時間で回ることができましたが、団体客がいるとかなり時間がかかりそうです。
早朝、大王わさび農場に行ってきました。霧がたちこめたわさび田を期待していたのですが、きょうはそうした光景には出会えませんでした。
こんな時間にも関わらず、駐車場には県外ナンバーのクルマがチラホラ。ここで夜明かししたヒトたちも居たのでしょうかね〜。
ここに来ると必ずここからの写真を撮ってしまいますが・・・。黒澤明監督の映画『夢』の第8話「水車のある村」が撮影された場所です。左側が蓼川、右側が万水(よろずい)川です(だと思います)。
三つの水車小屋が並んでいるのですが、一番奥(西側)の水車は新しいものと交換されていました。
水車小屋の前を流れる蓼川です。水草が揺れる透き通った流れを眺めていると、ジョン・エヴァレット・ミレイ(John Everett Millais 1829,06,08〜1896,08,13)が描いた『オフィーリア』という絵をいつも連想してしまうのですが、そういうのは自分だけでしょうか。
写真の右側に杭が2本写っていますが、水中には板が渡してあって、水流を水車のほうに導く役目を果たしています。
"マユミ"という樹木に実が付いていました。後ろに写っているのは水車小屋です。
わさびの葉っぱが所々、霜で白くなっています。こんな朝早くからもう作業しているんですね〜。
大王わさび農場の「大王」とは、八面大王の胴体がこの地に埋葬され、そこに大王神社が建てられたことに由来します。胴体だけというのは、八面大王を討ち取った坂上田村麻呂が、大王の復活を恐れて遺体をバラバラにするように命じたからだとされています。
撮影位置の後ろには拝殿、鳥居があります。
葉っぱの穴にもその輪郭を縁取るように霜がついています。
日陰となる場所のため、霜のつきかたが違います。
忘れな草(勿忘草、ワスレナグサ)の花です。氷に閉じ込められたような感じでした。こんな時期にも花を咲かせているんですね〜。
安曇野を拾ヶ堰に沿って通っているサイクリングロード「あづみ野やまびこ自転車道」にある"あずみ野橋"からの眺めです。
"あずみ野橋"はサイクリングロードの橋なので、自動車などは通行不可。歩行者と自転車専用の橋です。
北アルプスの槍ヶ岳から上高地を通って流れてきた梓川は、ここから約1.5km先で奈良井川と合流し、犀川と名前を変えます。
自転車道は「あづみ野・・・」で、橋は「あずみ野・・・」。「安曇野」は、「あずみの(azumino)」か「あづみの(adumino)」か、という問題・・・。安曇野市合併に関係して問題になっているようです。「海の民」であったとされる安曇一族のことなど歴史面を考慮すれば、「あづみの(adumino)」。語感や表記を考えると、「あずみの(azumino)」。とりあえず、ローマ字表記では「azumino」ということで落ちつきそうです。
先ほどNHKの番組、『地球・ふしぎ大自然「魚が家を訪ねる里」』を観ました。琵琶湖北部の集落が舞台だったわけですが、水路に清流が流れ、人々がその水とともに生活している様子は羨ましい限りでした。バイカモが水中で花を咲かせ、鮎が遡上し沢ガニやヨシノボリがいる集落内の水路。
安曇野の集落にも水路が張り巡らされていますが、こちらはただの用水路です。おそらく昔はもっと水がきれいで、野菜を洗ったりもしていたのでしょうけれども。
きれいな水路に魚が群れをなして泳ぎ、水草が繁茂していて、夏には子供達が水遊びをするという光景が安曇野で見られたらどんなに素晴らしいことでしょう。こういうことに行政が力をいれれば、誘致に必死にならなくても訪れる人は増えるのに・・・なんとももったいないことです。
国道147号線の梓橋から西側の方向を撮ったものです。梓川の右側(北側)が安曇野、左側が筑摩野ということになります(この区分けについて定説はありません)。
梓川は、大げさに言うと槍ヶ岳の穂先の南側に落ちた雨粒を源(みなもと)としていて、上高地を抜けて流れてきています。そして松本市で北側に方向を変えて奈良井川と合流して犀川となり、穂高・明科方面へと流れていくわけです。
一方、槍ヶ岳の穂先の北側に落ちた雨粒は、高瀬川として大町市に流れていきます。やがて、高瀬川は南へと方向を変えます。
そして、穂高・明科の境で犀川(元・梓川)と高瀬川は合流します。槍ヶ岳の穂先で南と北に別れた雨粒は、ここで再会を果たすわけです。
その後は犀川として長野市まで流れ、千曲川と合流すると千曲川に名称を統一して新潟県境へ。新潟に入ると信濃川へと名前を変えることとなります。