2枚ともあがたの森公園で撮ったものです。
午後は少し風が吹いていました。色付いた落ち葉が吹き寄せられては、またバラバラに舞っていく様子を見ていると、やはり秋なんだなぁ、と実感してしまいました。
- 2004,10,23 「あがたの森公園の紅葉」
メインサイト「安曇野の風景と暮らし.XX」のブログ版。
2枚ともあがたの森公園で撮ったものです。
午後は少し風が吹いていました。色付いた落ち葉が吹き寄せられては、またバラバラに舞っていく様子を見ていると、やはり秋なんだなぁ、と実感してしまいました。
オートバイ(CBR1100XX)の修理と定期点検が終わり、バイク屋さんでピカピカになったバイクを受け取ったあと、松本市内のあがたの森公園に行ってきました。松本駅からだと、駅前の大通りを東にまっすぐ行った突き当たりにあります。
もともと"旧制松本高等学校"のあった場所で、写真の建物は公民館や図書館として使用されています。また、"旧制松本高等学校"の資料館もあって、当時の「バンカラ」な学生やユニークな教師たちの実態を知ることができます。
"旧制松本高等学校"といえば、"どくとるマンボウ"こと作家・北杜夫や辻邦夫などを輩出した学校です。中学時代、北杜夫の『どくとるマンボウ青春期』を読んで、どんなにこの"松高"、"松高生"、そして松本という街に憧れを持ったことでしょう(笑)。このときの憧れは、のちに東京を脱出して住む場所を探すときにも影響して、安曇野を選ぶきっかけのひとつとなりました。
南松本駅で撮りました。
枕木の間に草が伸びていて、何両かの貨物列車が停まっているという風景は、四国の田舎町で育った自分にとっては子供時代の記憶と重なって、どうしても惹きつけられてしまいます。
都市部でもなく、そうかといって自然が豊かでもない中途半端な場所で子供時代を過ごしたのですが、線路はどこか遠くの魅力ある場所へつながっているように思えて、駅に出かけてはたまに通る列車や錆びたレールをよく眺めていたものです。
この貨物列車はオイルを積んでいるようでしたが、どこから来て、どこに向かうことになるのだろう、などと考えながら電車の待ち時間を過ごしていました。
わが家でも畑を借りて、野菜作りを楽しんでいるわけですが・・・。
野菜を買うのではなく、あえて汗水流して育てるのはなぜでしょう。根底にはもちろん、農作業の面白さがあるからなのですが、やはり見た目は悪くても安全な野菜を食べたいという願望が大きいわけです。
野菜作りをしていない人が、「家庭菜園」に対して抱いているイメージも、おそらく同様の「有機肥料・無農薬の安全野菜」というものではないかと思います。
自分たちと同じように畑を借りて野菜を作っている人が、採れた野菜を時々お裾分けしてくれます。自分たち以外にもあちらこちらで配っているようです。どれもきれいな野菜で、さすがに野菜作りのベテランは違うものだと感心していました。
ところが、先日の夕方、暗くなって人気の無い畑で、その人が農薬を散布しているのを見てしまいました。
ホームセンターなどで家庭園芸用の農薬は売られているわけで、もちろん農薬を使う事が悪いわけではないのですが、気になるのは先に挙げたような「家庭菜園野菜」に対するイメージと農薬使用のギャップです。そして、プロの農家と違って、素人が農薬の散布時の濃度や収穫時の残留濃度にどれくらい気をつけて使用しているのか、はなはだ怪しいという点です。
「家庭菜園だから有機肥料・無農薬の安全野菜」と信じて受け取った野菜が、実は「基準を遥かに超えた農薬まみれの野菜」だということもありえるわけです。中国産野菜の危険性が言われていますが、身近な人からいただく野菜もまた、決して安全とは言えないようです。