2009/4/18
Twitter:raven_xx
2009/04/18
紫雲出山
香川県西部の三豊市に瀬戸内海に突き出た荘内半島という場所があります。この半島に標高352mの紫雲出山という山があって、頂上直下まで車道が通じているのでバイクで行ってみました。
この荘内半島は浦島太郎伝説で知られています。この紫雲出山の「紫雲」とは、浦島太郎が玉手箱を開けた時に発生した煙に由来しているという説もあります。
山頂展望台の少し手前から東側の坂出・丸亀方面を眺めるとこういう景色になります。手前の島は粟島だと思います。遠くには瀬戸大橋の橋脚が写っています。
展望台から北東方向の眺めです。左側に漁村が見えていますが、あのあたりが箱という地区。玉手箱の「箱」と関係があると言われています。
北西方向の眺めです。荘内半島の先端が右側に見えています。この沖合は香川県、岡山県、そして広島県の県境となっています。
左側に見えている漁村や湾のある地域の名前は生里。浦島太郎が生まれた場所ということから付いた地名だとも。
南の方角を撮った写真です。手前の湾が大浜で、その奥が仁尾港です。
以上のようにこの紫雲出山の頂上からはほぼ360度の眺望を楽しめるわけですが、昔から見張りをする場所として重要だったようです。「紫雲」は玉手箱の煙というよりは、狼煙(のろし)に由来しているのかもしれません。
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