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2007/09/19

乳房橋


穂高川に架かる乳房橋です。1934年の竣工ということで、かなりの年数が経っています。電線が邪魔ですが、向こうには有明山が見えています。

1945年4月、上原良司はこの橋の上から、見送る母親に向かって「さようなら」と3度大声で叫んだそうです。同年5月11日、鹿児島県知覧飛行場から飛び立った彼は沖縄嘉手納湾で米海軍機動部隊に突入。享年22でした。

彼が再びこの橋を渡って帰ってきたのは、翌1946年4月26日のこと。小さな骨壺に納められての帰宅です。

くるまや


安曇野蕎麦屋さんとしては特に有名なお店です。この日(18日)は残念ながら休み。横のベンチで休憩していると、次々とクルマが来ていましたが、休みだとわかると一様にガッカリした様子で引き返していました。"くるまや"に限らずどこもかしこも休みでしたね〜。

正福寺


魏石鬼岩窟を観て戻ってきたのが、この五龍山正福寺です。山門の写真を撮るために振り返ったところ、山門脇には「熊出没注意」の看板が・・・。遊歩道の始まり(有明山神社側)には、こんな看板はありませんでした。

Rolly


SONYが発売したエンターテイメントミュージックプレーヤー"Rolly"のレポートが紹介されています。

この製品はどうなんでしょうかねぇ。携帯ミュージックプレーヤーのように肌身離さず持ち運ぶものではないですし、かといって、机の上だと落下防止装置のようなものは搭載されていないみたいですしね〜。床の上に置いて楽しむしか無さそうなのですが。

気になる点を挙げてみると、

  • 左右のパタパタ開く蓋の部分が壊れそう
  • そもそもすぐに飽きてしまいそう
  • 価格が高過ぎ
  • ラメ入りのホワイトというボディカラー

といったところです。

AIBOで培った技術を活かした製品を作るのはもちろん良いことですが、それと並行するカタチで、確固とした技術で作ったごくまともな製品も発表して欲しいと思います。

魏石鬼岩窟


有明山神社のあとに訪れました。18日の撮影です。

魏石鬼岩窟


「ぎしきのいわや」と読みます。八面大王がたてこもっていたとも伝えらる場所ですが、横穴式石室を備えた古墳です。花崗岩を組んだ古墳で、地元ではこの立ち入り禁止の穴に入ると祟りがあると言われているそうです。石室入り口の上に彫刻がいくつか見えています。

磨崖仏


上の岩窟の側面に彫られていた像です。磨崖仏というには大袈裟かもしれませんが・・・。

きのこ


魏石鬼岩窟に至る遊歩道の脇で撮りました。

ここの山は「止山」となっていて、遊歩道沿いに立ち入りを禁止するテープが張り巡らされていましたが、切れたテープが絡み合ったり風になびいていたりしていて、景観上は非常にマズいことになっています。安曇野の歴史巡りを楽しむ上で非常に重要な場所なので、これはなんとか対策を考えて欲しいところです。

有明山神社


安曇野市穂高にある有明山神社です。昨日(18日)に撮った写真です。

水舎


よく見るといろいろと装飾が施されているのがわかります。屋根の上も賑やかです。

獅子の彫刻ですが、ちゃんと阿吽(あうん)の対になっています。

山門


"裕明門"という名称で、日光東照宮の陽明門に似せて作られたそうです。

灯籠


これは鋳造されたものでしょうか。珍しいと思ったので1枚。

拝殿


ちなみに祀られている神サマは、天の岩戸を開いたとされる天手刀雄命たちです。

注意書き


拝殿に貼ってありました。猿という文字を強調するために赤い文字を使うというのはわかりますが、上下左右に丸印を付けるという手法にはちょっと感心してしまいました。

きょうの安曇野は・・・


朝8時の気温は、21℃でした。

晴れ時々曇りといった感じの天気となっています。北風がゆるやかに流れていて、最高気温も27℃ほどなのですが、どういわけか蒸し暑さを感じます。

北アルプスは、きょうはほぼ完全に雲に隠れてしまっています。

昨年のこの日は、このような文章と写真をUPしていました。『2006年9月19日更新の「安曇野の風景と暮らし.ex」』

大規模公共事業としての自衛隊海外派遣


17日発売の回顧録のなかで、グリーンスパン前米連邦準備制度理事会議長がイラク戦争は石油が主な目的だったと指摘して話題になっていますが、それはそうでしょうね〜。自衛隊のイラク派遣も、アメリカがイラクで石油権益を獲得した際には、そのおこぼれにあずかろうというのが日本の狙いだったでしょう。石油の長期安定確保は日本の昔からの悲願ですから。

で、もうひとつ忘れてはいけないのが、(軍隊や)自衛隊を保持し、さらには海外に派遣するということは、多額の税金を使って関連企業に利潤を与えるという大規模公共事業としての側面です。

日本国内では、ダムや原発、新幹線、高速道路、国際空港の建設などは反発もありますし、新規に整備計画を立てようにもそろそろ頭打ちの感があるわけです。そこで、自衛隊の(恒久的な)海外派遣です。

国内で訓練するだけでも莫大な税金が必要とされているわけですが、これが海外派遣ともなると、艦船や航空機、車輛、武器の新規購入やメンテナンス、燃料や各種装備品の調達などなど多種多様な企業に税金をどっさりとバラまくチャンスが訪れることになります。逆に言えば、自衛隊の海外派遣で潤う企業がたくさんあるということです。

派遣される隊員の保険はどうなっているのでしょう? 戦地に行くわけですから当然、高い掛け金(税金ですよねぇ)。ですが、政府として一人の死者も出さないことを目標に掲げているわけですから、保険会社からすると掛け金丸儲けが約束されているみたいなもので、こんなオイシイ話は無いハズです。

そういえば、米軍への燃料補給活動に関してですが、補給する燃料はナント米国から購入したものだという話も。アメリカから買った燃料をアメリカ軍に無料で配っているわけです。この話が本当なら、どうせ常識ハズレの高い値段で買っているのでしょう。とことんアメリカに貢ぐ日本です。

サマーワへの自衛隊派遣が始まった時、派遣される隊員達と家族の別れのシーンというのが何度も報道されていましたね〜。現地に赴く隊員達の「イラク平和」への純粋な想いを、実は一番あざ笑い、金儲けの手段としか考えていないのが、日本の政府と自衛隊に群がる企業というサイテーの構図。政治家や役人達、企業のトップ連中は、あの見送りのシーンを笑みを浮かべながら観ていたのではないでしょうか。

自衛隊隊員達は、「海外派遣」の是非以前の問題として、自分達の生命や想いが金儲けの道具にされていることにどうして怒りの声をあげないのでしょう? また「海外派遣反対」を訴えるなら、どの企業が利益を得たのか(得ることになるのか)企業名をド〜ンと公表するのが一番だと思いますが、そういう政党もマスコミもありませんね〜。


  • 話はズレますが、例の「靖国問題」。旧日本軍によって多くの戦死者を出したハズの米国が沈黙を守っているのは何故なのでしょう? 本来ならば米国が一番激しく抗議活動を行っても不思議ではないですよねぇ。外交上のかけひきなのでしょうか。日米関係に何かあれば、この問題を持ち出してくるかもしれませんね。
  • 軍隊や自衛隊には、「雇用対策事業」という一面もあるでしょうね〜。もし突然解体なんてことになれば、失業者であふれかえることになります。逆に国内で失業者問題が深刻化した場合、軍隊や自衛隊が失業者の受け皿となって問題の沈静化を計ることができるわけですが、あまりに失業者が多ければ、受け入れ態勢拡充のために他国に戦争をしかけ、(犠牲者を出すことで)欠員補充を行い、失業対策へのくすぶる不満を解消しようとする政治的な動きが出てくるかもしれません。