写真の右側から水が流れてきて、中央の穴の中へ入る水と、穴には入らず左側の水路へと排出される水との二つの流れがここで作られます。穴の中に入った水は数メートル下に落ちて、入らなかった水とは別の用水路へと流れていきます。要するに、この場所は高低差があるために、ほぼ水平に流す水と、下のほうに流す水とを分けているわけです。
「分水」していると言えばそうなのですが、いわゆる円筒分水の場合は公平に水を配分するのが最大の目的でしょうから、その意味でもやはり異なる施設ではないでしょうかね〜。構造も違えば、水の流れ方もまた異なっています。
近くで見ていると、(下で紹介しているような)大きな「洪水吐」と同じようなゾワゾワ感がしてきます。