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2010/05/04

別子銅山記念館の展示車両

残念なことに別子銅山記念館は休館日でした。ゴールデンウィーク中だというのに(笑)。折角なので、外に展示してある、かつて鉱山で活躍した車両の写真を撮ってきました。

各車両の名前は説明書きに記載されていたものです。

別子1号機関車


1892年にクラウス製造所(ドイツ)より購入した機関車だそうです。

1950年の路線電化以降に廃車となり、その後は愛媛県立新居浜工業高等学校で保管。別子銅山記念館の建設にあたって、この地に移設されたとのこと。

坑内牽引6トントロリー電車


第四通洞の専用車両で、鉱石や人員輸送のための車両の牽引をしていたようです。上部に集電のためのポールがあります。

大型四角鉱車


鉱石や資材の運搬用車両で、昭和初期に導入されたそうです。

0.7立方メートル小型ダンプカー


上の大型四角鉱車と同様に鉱石や資材の運搬用。1952年頃から投入されたようです。

「トロッコ」というと、こういう感じの車両がイメージされるのではないでしょうか。

かご電車


「電車」となっていますが、見ての通りモーター等は付いていません。従業員達による愛称でしょう。

1938年から閉山の1973年まで使用されたそうです。新居浜市側の東平鉱口と別子山村側の日浦鉱口とを結ぶ坑内軌道(全長:約4km)で運行された人員輸送車両です。

ED-104


1950年の電化後に日立製作所から部品を購入し、別子事業所で組み立てられた電気機関車です。

  • 2軸ボギー車
  • 全長:9.15m
  • 全幅:2.002m
  • 全高:3.45m
  • 自重:20t
  • 牽引重量:208t(20.8km/h・勾配:1/100)

  • このあとは「東洋のマチュピチュ」と形容される近代産業遺産 のある「東平(とうなる)地区」に行こうとしたのですが、ゴールデンウィークとあって車道分岐点には車列が出来ているような状況。断念して、旧別子銅山に向かいました。→2010,05,05「旧別子銅山」

一年前の日記

昨年のこの日は、このような文章と写真をUPしていました。→2009,05,04の日記

苗植えを終えたのはこの日でした。