残念なことに別子銅山記念館は休館日でした。ゴールデンウィーク中だというのに(笑)。折角なので、外に展示してある、かつて鉱山で活躍した車両の写真を撮ってきました。
各車両の名前は説明書きに記載されていたものです。
別子1号機関車
1892年にクラウス製造所(ドイツ)より購入した機関車だそうです。
1950年の路線電化以降に廃車となり、その後は愛媛県立新居浜工業高等学校で保管。別子銅山記念館の建設にあたって、この地に移設されたとのこと。
坑内牽引6トントロリー電車
第四通洞の専用車両で、鉱石や人員輸送のための車両の牽引をしていたようです。上部に集電のためのポールがあります。
大型四角鉱車
鉱石や資材の運搬用車両で、昭和初期に導入されたそうです。
0.7立方メートル小型ダンプカー
上の大型四角鉱車と同様に鉱石や資材の運搬用。1952年頃から投入されたようです。
「トロッコ」というと、こういう感じの車両がイメージされるのではないでしょうか。
かご電車
「電車」となっていますが、見ての通りモーター等は付いていません。従業員達による愛称でしょう。
1938年から閉山の1973年まで使用されたそうです。新居浜市側の東平鉱口と別子山村側の日浦鉱口とを結ぶ坑内軌道(全長:約4km)で運行された人員輸送車両です。
ED-104
1950年の電化後に日立製作所から部品を購入し、別子事業所で組み立てられた電気機関車です。
- 2軸ボギー車
- 全長:9.15m
- 全幅:2.002m
- 全高:3.45m
- 自重:20t
- 牽引重量:208t(20.8km/h・勾配:1/100)