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2004/10/20

家庭菜園野菜の恐怖

わが家でも畑を借りて、野菜作りを楽しんでいるわけですが・・・。

野菜を買うのではなく、あえて汗水流して育てるのはなぜでしょう。根底にはもちろん、農作業の面白さがあるからなのですが、やはり見た目は悪くても安全な野菜を食べたいという願望が大きいわけです。

野菜作りをしていない人が、「家庭菜園」に対して抱いているイメージも、おそらく同様の「有機肥料・無農薬の安全野菜」というものではないかと思います。

自分たちと同じように畑を借りて野菜を作っている人が、採れた野菜を時々お裾分けしてくれます。自分たち以外にもあちらこちらで配っているようです。どれもきれいな野菜で、さすがに野菜作りのベテランは違うものだと感心していました。

ところが、先日の夕方、暗くなって人気の無い畑で、その人が農薬を散布しているのを見てしまいました。

ホームセンターなどで家庭園芸用の農薬は売られているわけで、もちろん農薬を使う事が悪いわけではないのですが、気になるのは先に挙げたような「家庭菜園野菜」に対するイメージと農薬使用のギャップです。そして、プロの農家と違って、素人が農薬の散布時の濃度や収穫時の残留濃度にどれくらい気をつけて使用しているのか、はなはだ怪しいという点です。

家庭菜園だから有機肥料・無農薬の安全野菜」と信じて受け取った野菜が、実は「基準を遥かに超えた農薬まみれの野菜」だということもありえるわけです。中国産野菜の危険性が言われていますが、身近な人からいただく野菜もまた、決して安全とは言えないようです。