8月1日から開催されている「絵地図で旅する安曇野展」を観るために安曇野市豊科郷土博物館に行ってきました。場所は"サティ豊科店"東側入り口の南の方です。
絵地図ですから現在の地図を見慣れてる人間にとってはちょっと見辛い要素もあるのですが、なかなか楽しめました。興味深かったのは、やはり河川が重要視されていることですね〜。山沿いの地域の地図でも、沢の名前は記してあっても尾根の名称は見かけませんでした。農業用水としての利用の他にも、山に分け入ったり木を伐り出したりするために沢筋のルートというのは大事だったのかもしれません。
また山も生活に役立っている山、あるいは宗教的に重要な山が大きく書かれていたような気がします。山名も現在のものとは少し違っているように思えました。
2階には安曇野の民俗資料(農具や生活雑貨)が展示されているのですが、こちらも面白かったです。欲を言えば、安曇野での林業関係と信仰に関する資料がもう少しあれば、と思いました。今回初めて館内に入ったわけですが、けっこう充実した時間を過ごすことができましたね〜。行ってみて良かったです。
- 「絵地図で旅する安曇野展」は8月31日までです。 - raven (2007年08月24日 19時47分41秒)
- 8月24日と25日の夜は、「夜のミュージアム」と題した催し物が安曇野市豊科郷土博物館・安曇野市豊科近代美術館・田淵行男記念館でそれぞれ行われます(安曇野市豊科近代美術館のジャズレコードコンサートは24日のみ、安曇野市豊科郷土博物館の「安曇野夜話」は25日のみ)。開館時間は21時までです。 - raven (2007年08月25日 15時35分38秒)
- そういえば、いくつかの絵地図では現在の奈良井川が「木曽川」と表記されていました。いつ頃から奈良井川は「奈良井川」となったのでしょうか。 - raven (2007年08月27日 13時36分31秒)