昨夜、突然辞任を表明した福田首相。記者会見では何度も「民主党が・・・」と子供みたいな言い訳を繰り返していましたが、少しうがった見方をしてみたいと思います。
「民主党が・・・」というのは福田首相の本心なんでしょうかね〜、ということです。民主党の存在が無視できなくなるほどに大きくなったのはきのう・きょうの事ではないですし、わざわざ辞意表明の会見で恨みがましく持ち出すまでもないような気がするわけです。
ようするに、民主党の名を借りて、別の党を批判したのではないかと。その党とは、もちろん公明党です。
福田首相が今後の政局運営に行き詰まりを感じた最大の理由は、実は民主党の存在ではなくて、自民党、公明党、そしてアメリカという三者の関係をバランス良く運営していくことに越えられそうにない壁を感じたからではないでしょうかね〜。
連立の同胞であり選挙の際には欠かせない公明党が、対アメリカ政策などで自民党の意向に従わない姿勢を見せていることへの憤りと不信感・・・さすがにあの場所で公明党の名前を挙げるワケにはいかないでしょうから、民主党の名前を借りて最後にうさ晴らしをしてみた、というように見ているのですが、どうでしょう。
これまでの福田首相による民主党批判・・・民主党を公明党に置き換えても、意外と意味が通じてしまうような気がするのですが。
