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2008/11/15

神代文字道祖神


安曇野市豊科のJR東日本大糸線南豊科駅の西側にあります。随分前に同じような写真を載せたことがありました。

神代文字というのは、この道祖神の場合は阿比留文字と呼ばれるものです。「神代」と付いていることから漢字伝来以前の日本固有の文字というイメージが湧いてきますが、さにあらず。詳しくはコチラをご覧ください。

ちなみに、この石に刻まれているのは以下の3人の神サマです。

  • ヤチマタヒコノカミ
  • ヤチマタヒメノカミ
  • クナトノカミ

『古事記』と『日本書紀』では少し登場の場面が異なるようですが、いずれの神サマもイザナギが黄泉の国から生還した際に生まれています。

  • ヤチマタヒコノカミとヤチマタヒメノカミはイザナギが禊ぎをする際に脱いだ褌から
  • クナトノカミはイザナギが持っていた杖から

ようするに、この世とあの世の境界の、どちらかというとギリギリこの世側で生まれた神サマ達であるわけです。ということで、死に繋がるような災いの守り神として信仰を集めるようになったのではないでしょうかね〜。

阿比留文字のフォントを配布しているサイトもいくつかあるようです。照合してみるのも面白いかもしれません。