昨日(17日)撮った写真です。安曇野市穂高にある満願寺です。
本堂
左側が本堂で、奥が庫裏兼住居といった感じでしょうか。どちらも立派な建物です。
満願寺と言えば、坂上田村麻呂伝説があり、また十返舎一九が『東海道中膝栗毛』の続編として書いた作品の中で、弥次さん(弥次郎兵衛)と喜多さん(喜多八)が訪れているほど昔から知られたお寺です。
- 『東海道中膝栗毛』の続編として『続膝栗毛』という本があります。『続膝栗毛』の中で満願寺に関係していそうなのは、「木曽街道続膝栗毛」、「従木曽路善光寺道続膝栗毛」あたりの作品だと思うのですが、以前、弥次さんと喜多さんは善光寺に行く途中だったというようなことを聞いたことがあるので、そうだとすると後者の作品かもしません。
- 1814年、十返舎一九自身も取材のために「栗尾道」を訪れたようです。満願寺まで行ったかどうかはわかりませんが。
本堂内部
この写真には写っていませんが、壁には人が死んだ後にたどる地獄や極楽の様子を描いた絵も額に入れて掛けてありました。
ネコはお持ちください
おみくじの料金箱に書かれた謎の注意書きです。
どういうことかとおみくじが入っている箱を覗くと・・・。
線香の自動販売機
使用不可状態ですが・・・。「おまいり」という線香の名前も素敵です。
聖天堂
1895年に建てられたもので、中には聖天尊(大聖歓喜自在天)が安置されているそうです。
庭園
満願寺はツツジで有名ですが、現在の様子はこのような状態です。
お寺のワンコ
エリザベスカラーを付けているので、治療中なのでしょう。軽トラの荷台が住まいなのでしょうか。
六地蔵
円筒形の石柱を彫って作ったような姿勢ですが。
微妙橋
1906年に再建されたそうで、手がけたのは瀬川伊勢松という大工さん。上記の聖天堂もこの人によるものです。どうして「微妙橋」という名前なのかは説明がありませんでした。
水場
満願寺には微妙橋などがある登り口の駐車場の他に、実は本堂に近い場所にも駐車スペースがあるのですが、この水場は下側の駐車場の道を挟んだ反対側にあります。飲用に適しているのかどうかは書いていなかったように思うのですが、どうなのでしょう。