Twitter:raven_xx

2008/08/26

王者に勝つということ

北京オリンピックを観ていて感じた事。

例えばバトミントンのスエマエにしてもそうだけれど、(決勝戦以外で)世界ランキング1位の選手に勝つという事は、我々が期待するような「1位を倒したのだから次はメダル獲得へ!」などというようなものではなくて、「1位を倒すことと引き換えにメダルへの道は潰(つい)える」というくらいの難しさがあるのではないだろうか。

君臨する王者を倒すということは、下位ランキングの選手にとっては能力以上のものを発揮しなければならないわけで、なんとか勝てたとしても肉体的にも精神的にももはや空っぽの状態だろうし、そうでなくては勝てないはず。

決勝戦以前の場面で王者と対戦して勝利したものの、狙っていたメダルに届かなかった選手はスエマエ以外にもいるけれど、そうした選手に見られる満足そうな表情は王者を打ち破ることがどれだけ難しいかを語っているような気がする。