水舎
唐沢そば集落の水舎というと道路沿いのお店を想像していたのですが、あちらは水舎直営の"唐沢そば 麺好房"という店になったようです。
で、今回訪れた水舎は、唐沢そば集落の最上部に位置する弁天荘という宿の中にあります。
メニュー
テーブルの上に置かれていたメニューの一部です。ほかに「落書き帳」と書かれたA6サイズのノートが各テーブルに1冊ずつ置かれてありました。ページをめくると文字通り落書きだらけとなっていましたが、「ご意見」とか「ご感想」ではなくて「落書き帳」としたのは、ひょっとすると料理が出てくるまでの時間を持て余した子供対策ということでしょうかね〜。
メニューの中からいくつか。
- 粗びき蕎麦
- 十割蕎麦
- 地元産の玄ソバを使用
- 大盛:1,260円 並盛:1,000円
- 八割蕎麦
- 黒っぽい色合いの田舎蕎麦
- 大盛:1,050円 並盛:840円
- 吟蕎麦
- 天ぷら:480円
- ニジマスの空揚げ:380円
- トロ馬刺:880円
ちょうど「新そば祭り」期間中ということで、いくつかの蕎麦が10%引きとなっていました。
野沢菜
最初に出てきたのが、この野沢菜。収穫を終えて漬けたばかりなのでしょう、本来の味ではないと思います(不味かったわけではありません、念のため)。
この時期、野沢菜というのは信州ではまだ畑に植えてあるような状態。漬け物で出回っているとすれば、他県産の野沢菜を使用したり冷凍保存しているものを出す場合もあるわけで、そういう意味では正直かなぁとも思います。
ただ、問題は量ですねぇ。実はこれで二人前なのですが、少なすぎるような気がします。
天ぷら
この天ぷらは美味しかったですね〜。色もきれいでした。天つゆも甘過ぎることがなくて、好感が持てました。
十割蕎麦
天ぷらとほぼ同時に出てきました。十割蕎麦の大盛です。通常なら1,260円ですが、上にも書いたように「新そば祭り」期間中の割引対象メニューということで、1,134円。
これは美味しかったです。香りも良くて、新蕎麦を食べにきた甲斐があったというものです。洗練された蕎麦という印象です。
食事処
宿の大広間という感じでしょうか。
これは難しいところだと思うのですが、あえて唐沢そば集落で蕎麦を食べる目的というのは、単に美味しい蕎麦を食べるというだけではなくて、民家の一室にあがりこんだような雰囲気を楽しむということもあると思うんですよねぇ。オシャレなところで食べたければ、それこそ安曇野にある蕎麦屋さんに行けばいいわけですから。
唐沢そば集落でも何軒かは改築したりしていますが、"民家"ではなくて"店"が増えてきたなら、そして、洗練された商いになってしまえば、近い将来、お客さんは去ってしまうような気がします。
弁天池
ヤヤコシイですが、水舎のある弁天荘のすぐ近くにある弁天池です(笑)
山があって、池もあって・・・いい場所ですね〜。