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2009/06/09

西天竜幹線水路円筒分水工群 3

昨日の続きです。

久保19号乙


道路の下に円筒分水が隠れたカタチになっています。隠れた部分もしっかり造ってあるので、円筒分水が先にあって、のちに道路が拡張されたということなのかもしれません。

番外


上の"久保19号乙"を見たあと、下に降りていくとこのような分水がありました。円形ではなく方形分水といった感じです。

コンクリート製の短い柱状のものが見えていますが、あの間に板を入れて水量を調節する仕組みになっているようです。

写真の右側から流れてきた水は、(そのまま分水に入るのではなく)入口のところで下に潜って、湧き出させてから分水されるようになっています。

それにしても、前後の水路の造形がなんとも見事です。

久保20号


"久保19号乙"と同じように、一部が道路に隠れた構造となっています。

この円筒分水の全景です。面白いのは円筒分水のカタチに合わせて田んぼの畦が造られていること、そして、稲もこのカタチに沿うように植えられていることです。

塩ノ井21号甲


扇形タイプです。コンクリート製の立派な階段があるというのは他に無かったような気がします。水が湧き出してくる穴の上部の壁が、穴に合わせて曲面を描いているというのも特徴的です。

大泉21号乙


やはり一部が道路に覆われてしまっている円筒分水です。この写真で、道路下の部分もしっかりと造られていることがわかるのではないでしょうか。

北殿22号


写真では一部が隠れているように見えますが、完全な円形をした円筒分水です。